ABOUT

Sadamori Hiroki


貞森 博喜・Sadamori Hiroki

1974年生まれ。福岡在住。
マッドサイエンティスト。






<鬼プッシュ記録>




2003年 福岡ー山口県光市(2泊3日)
2004年 福岡ー鹿児島県(2泊4日)
2005年 福岡ー山口県角島(1泊2日)
2006年 福岡ー長崎県西海市(1泊2日)


WORKS


HAND DRAWING T-SHIRT<2019>












スポーティーコインカードケース
(mini wallet)<2008>
(最終アップデート2019年8月)



スポーツ新聞をラミネート加工
して作ったミニ財布。
スポーツ新聞特有の色使いと
言葉の面白さを核に。





・サイズ:105mm × 60mm

・小銭、カード6,7枚、お札2つ折りで5,6枚
(カードを5枚以下に抑えるとお札10枚可)
(カードケース単体としても使用可)

・耐用年数約3年(個人差あり)
(入れすぎると劣化を早めます)

・修理可(有料)


2017年2月20日九スポの裏面に掲載。


EGO-WRAPPIN'(エゴラッピン)。






おまスポ<2018>


言霊が効く。





特攻タイガー<2017>



スポーツ新聞色別分解再構築。





HAND DRAWING
SEDITIONARIES<2016>





ヴィヴィアンウエストウッドが
セディショナリーズの権利を放棄し
誰もがコピー商品を作れるようになった
がそこににパンクスピリッツなど微塵も
感じることはなかった。
だからよくコピーされがちな柄を
1枚1枚手描きで復刻することで
自分なりのパンクを吹き込んだ。





100%古文書緩衝材<2015>




「SHOW CASE "stands"」出展作品。
江戸時代古文書100%の
(既製品に貼り付けていない)
ダンボール箱、卵パック、電球ケース。
その昔、陶器を輸出する際に緩衝材代わりに
古文書で包んでいたことで浮世絵が世界に
広まったとされる説を現代風に置き換えた
世界一古くて高級な緩衝材。




ボールペン石膏デッサンT-SHIRT<2015>



油性ボールペン石膏デッサン。
Tシャツに直描き。




CELEB & Ko.<2014>



NEWS PAPER WALLET
超セレブバージョン。





スーパー財布・ミー<2013>




ドキュメンタリー映画
「スーパーサイズ・ミー」にちなんで。




HYENA REUSE SKATE SHOES<2013>




ボロボロになって履けなくなった
スケートシューズをハイエナのように
回収しコインケースやベルトに。





昭和の残党 SKATE SHOT<2012>


2012年12月マヤの予言「世界終末説」
と北斗の拳時代到来に備えて。
スケボー素材。必殺モデルは持ち手が
BMXのペグ。

上:特攻モデル(軽量で機動性重視)
下:必殺モデル(重いが接近戦で有効)





新骨董財布<2012>

江戸時代の古文書をそのまま素材に使用
した古いのに新しい骨董品財布。






FORK BANGLE<2012>









PSYCHIC MONEY CLIP<2009>


映画マトリックスに登場する少年のセリフ
「曲げようと思ったら曲がらないよ。
スプーンは無いんだ。」の衝撃から。

取扱店はこちら




PAPER BAG "Not The Same"<2008>



ショップ袋を改造したショルダーバッグ。
ステッカーを貼りまくって変化を楽しめる。
そしてこのバッグを使っていると
宣伝がてら多くの人がステッカーを
くれるのでまたそれで変化を楽しめる。




NEWS PAPER WALLET<2008>



新聞をラミネートして作った長財布と
コインカードケース。




BAG PACKER<2008>















エコバッグは本当にエコか?
という疑問からタンスの肥やしに
なった服をバッグにする道具を考案。
長袖はショルダーバッグに、
タンクトップは手提げバッグに。





SKATE NOTE<2007>

スケジュールは管理するけど
管理されたくないという矛盾から
生まれた自由を感じるスケボーの
手帳。“システム”手帳ではなく
“アンチ”システム手帳。





AIR SOFA<2007>


エアパッキン(ぷちぷち)を
組み合わせたソファー。
引っ越しの時は梱包材になる。





人間覚醒剤<2007>


講師時代に意気投合した教え子2人と
一時的に組んだ“人間覚醒剤”での
アルミホイルインスタレーション。
ギャラリーの展示に合わせて近所の
公園でゲリラ。樹木を全て覆うつもりが
警察に通報され途中で強制終了。




短編小説「ヤニーズ事務所」<2017>



203X年。
2020年から始まった禁煙ブームのおかげで
たばこ産業は衰退していた。
財務省はたばこブームを再燃させるベく、
今までにない前衛的なたばこを開発する組織
「ヤニーズ事務所」を設立。
財務省の回し者である所長のヤニーさんは
日本全国から現代アーティスト、詩人、科学者、デザイナー
などイカれた変態どもを集め、
日々アバンギャルドなたばこの開発に取り組んでいた。
 
 
今日はハイパーオカルティック生物学の第一人者ヤマさんのプレゼンの日だった。
メンバーは皆ワクワクしていた。
 
「あの人マジでやべぇ〜っすからねぇ」
「ぱねぇっすよね〜」
「ボクらの間じゃレジェンドっすからねぇ」
 
 
ヤマさんがやってきた。
ハゲ散らかしまくった白髪頭にヤニで茶色に染まった白衣、
ギョロギョロして血走った眼球、まさに絵に描いたようなマッドサイエンティストである。
 
 
「え〜〜、皆さんお疲れさまです」
「まずは僕の作ったたばこを吸ってみてください」
 
全員にサンプルが配られた。
 
モクモクモクモクモクモク、ぷはぁ〜〜〜〜。
 
 
 
現代アーティストのタカさんが感想を述べた。
 
「香ばしいっすね」
「なんだか夏休みの前日を思い出しちゃいましたよ」
「あのウンコの先っちょがはみ出そうなキュンとする感じっていうのかなぁ〜」
「ワクワクしますね〜」
「へへへ」
 
ぷはぁ〜〜〜〜。モクモクモクモク。
タカさんは遠い目をして思い出にふけっていた。
 
 
 
「さすがタカさん」
「わかってらっしゃいますね」
「そう、このたばこのタイトルは”あの夏を忘れない”なんです」
 
「まぁ漢方に近いんですがね、、、、」
「成分の80%はヒラタクワガタとカブト虫のすり身」
「15%はクヌギの木とその樹液、残り5%は腐りかけのスイカエキスなんですよ」
「どうせ吸うのは昭和の残党どもですからね、年齢的にも滋養強壮、スタミナ、あと懐かしさも必要かと思いましてね」
「皆さん、夏休みを思い出してください」
「どこからともなく漂ってくるクワガタとカブト虫のニオイ、おぼえていますか?」
「クワガタ飼ってる虫カゴ開けたら、エサにしてたスイカの食べ残しが腐ってたでしょう」
「あのすぅぃ〜てぃ〜なニオイも皆さんの思い出だと思うんです」
「やる気が出ること間違いなしです」
 
 
 
 
 
 
「おおおおおおおお〜〜〜〜〜〜!」
 
 
 
 
誰もが納得していたが
所長のヤニーさんだけはまだ納得していなかった。
 
 
「ヤマちゃんよぉ〜〜」
「懐かしいのはいいんだけどさ〜、なんでさ〜、ヒラタクワガタとカブト虫が滋養強壮に役立つわけ?」
 
 
 
「え?何言ってんすか?」
「知らんのですか?」
 
「6センチ以上の大ヒラと力比べしたことないんすか?」
「半端ねぇ〜ですよ!」
「あのアゴの力、ぜってぇーーーおかしいですって!」
「だって、大人でもこじ開けれねぇ時があるんすよ!」
「挟まれて指に穴あいちゃった奴もいるぐらいっすよ!」
「あのスカスカの体のどこにあんな筋力があるのか不思議に思ったことないんすか?!」
「ヒラタとカブトが人間サイズになったらどうなると思います?」
「ゾッとするでしょう?」
「奴ら、ぜってぇーーーこの世の物理に反してますって!」
「この世界、マトリックスだってーーーー!」
 
ダァーーーーン!!
 
ヤマさんは机を思いっきり叩いた。
 
「あの底知れぬ謎の力、このまま放っておくわけにはいかんのです」
「人類の未来の為なんです」
「宇宙の謎だって解けるかもしれないんです」
「所長、お願いします!」
 
 
他のメンバーも団結した。
 
「所長、お願いします!」
「人類の未来の為に!」
 
 
 
ヤニーさんは目をつぶり腕を組んでじっとしたまま聞いていた。
そしてぼそっとつぶやいた。
 
 
 
 
 
「ノーベル賞だな」
 
 
 
 
「え?」
 
 
「これはノーベル賞もんだよ、ヤマちゃん!」
 
 
「本当ですか!」
 
 
 
ヤマさんは心の底から喜んだ。
今まで変態以外の誰からも受け入れられなかった
ハイパーオカルティック生物学が、
55歳にしてようやく認められたのである。
ヤマさんはその日の夜、嬉しさと開放感のあまりデリヘルを呼んで
30年ぶりにフィーバーしまくった。
 
 
 
翌日、ヤニーさんは”あの夏を忘れない”のサンプルと企画書
をまとめて細川財務大臣にはりきってプレゼンした。
 
「細川さん、たばこ革命おこしちゃいますよ」
「どうですこれ?」
 
 
 
 
「まぁ面白いんだけどね、、、」
 
「実はね、クワガタの力は国家機密なんだよ」
 
 
「はぁ?」
 
 
「君達が関与することは許されないんだ」
 
 
「え?、、いや、、しかし、、、」
 
 
「クワガタと自分の命、どっちが大切かわかるだろ」
「君は国を敵にまわしたいのかね?」
 
 
「は、はぁ、、、、でもですね、、、」
 
 
「ヤニー君!」
 
 
「は、はい!」
 
 
「この件は忘れたまえ!!」
 
 
「承知いたしました!」
 
 
 
その後ヤニーズ事務所は閉鎖を免れたが
「真理を追求しすぎた者死あるのみ」と上層部から脅され、
クソつまらないたばこの開発をするようになった。
そしてヤマさんだけは謎の黒装束軍団に命を狙われるようになった。
しかし、若かりし頃オカルト映画を観すぎたヤマさんは
それがちょっと嬉しかったらしく、
「I WANT TO BELIEVE」とプリントされたクワガタTシャツを作り、
ヤバい奴らに追われてる自慢の講演会とTシャツの物販を
全国各地で行い儲けまくっていた。
 
 
それから1ヶ月、
ヤマさんはこつ然と姿を消した。
 
 
ヤマさんは真のレジェンドとして語り継がれたのであった。